熊本城は行ってみたかった城の一つです。
藤堂高虎と並んで築城の名手と言われた大名の加藤清正が築城した城で、黒い天守や最初は緩くだんだんきつくなって行く勾配の石垣など、城好きは見ておきたい要素が満載です。
後輩が熊本にいて、会いにいくついでについに熊本城に行けることになりました。
初めて行って驚いたのですが、熊本城って結構町の中心に近いところにあるんですね。
天守があったり、石垣が残っているような広大な郊外の敷地を想像していましたが、町の中心地でも城が残っているということは、それだけ熊本城が地元の人に愛されている証拠だと思います。
駐車場に車を停め、広い芝生を歩いて天守に向かいます。
公園としてきれいに整備されています。
堀のあとがあった場所に出てきました。
こういうなんでもないところでもきれいに手入れが行き届いています。
そして、有名な石垣!
登って行くに従ってだんだん角度が急になり登りづらくなったところへ上から攻撃されたら、簡単に攻め込めませんね。
この石垣は自身にも強いらしく、一部が崩落して改修された以外は加藤清正が改修した当初のものらしいです。
ここも曲がり角が広場になっていて、その先に門があるため門を閉じれば中へ進めなくなり、溜まった敵を一気に攻撃出来るようになっています。
石垣の上に開いた窓から攻撃するのです。
それにしても石垣がきれいですね。
門構えも重厚な作りでかっこいいです。
ここの石垣も勾配が急な積み方をしてますね。
そして、ついに天守に到着しました。
黒い天守が他の城と違って重厚な感じが出ていて渋いです。
城の外には侍の格好をした人が旅行客を楽しませてくれていました。
城の内部は姫路城と違って鉄筋コンクリート造になっているため、資料館としてきれいになっています。
天守に登ると遠くまで見ることができます。
こうやって昔の人は敵の動きを監視していのでしょうか。
熊本の街も見えます。
そういえば昔NHKの番組で熊本城のことをやっていて、熊本城は加藤清正が戦に備えて作った城なので戦いには強いけど住むのは不便だったそうです。
そのため、加藤清正の後に熊本に移って来た細川家は、戦の心配がいらない江戸時代に対応して住みやすくするため、天守の近くに御殿を建てて基本的にはそこで暮らしていたそうです。
確かに、天守って眺めは良いけど、エレベーターの無い時代に上がったり下がったりするのは結構大変だったんじゃないかと思います。
そんな訳で細川家の人は天守に住まなかったんですね。
熊本城では復元のために義援金を募っていて、1口1万円で城主になれる「一口城主制度」というものがあって、義援金は5億円を突破したようです。
天守の入り口に寄付した人の名前が展示してあって芸能人の名前もありました。
天守を見た帰りに城彩苑という昔の町並みを再現した施設に寄って行きました。
熊本の地元商品がたくさん売られていて、熊本のワインは美味しかったです。
くまもんグッズもたくさんあり、人気キャラクターの勢いを感じました。
湧々座という熊本の歴史を学べる施設も、こういう施設にしてはなかなか面白かったです。展示物も面白いですが、定期的におこなわれている生の芝居が見られるのが良いですね。
今までいろんな城を巡ってきましたが、熊本城が一番娯楽として楽しむには楽しかった気がします。
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